米Appleの最高経営責任者(CEO)、Steve JobsがMacworld Expoで基調講演を行うのはまだ数時間先のことだが、サードパーティ各社はすでに、同イベントに合わせた製品発表を始めている。
Macのオーバークロックに興味のあるユーザーは、米Other World Computing(OWC)が5日(米国時間)に発表したアップグレードカード、Mercury Extreme G4/1.25GHzをチェックしたいかもしれない。同製品には、1.25GHzで動作するといわれる米Motorola製のチップが使われているものの、OWCでは最高1.467GHzでの動作を保障している。
OWCは、自社サイトでMercury Extreme G4/1.25GHzを429ドルで販売している。同社ではまた、80GBのMercury On-The-Go Portable FireWire Driveを350ドルで販売するほか、いくつかの旧ドライブ製品の値下げを行っている。
5日にはまた、光学機器大手のニコンが3種類のハイエンドスキャナ新製品を発表した。内訳は、Nikon Coolscan V EDが599ドル、Super Coolscan 5000 EDが1099ドル、Super Coolscan 9000 EDが1999ドルとなっている。
4000dpiの解像度を持つCoolscan V EDは、35mmフィルムを22メガピクセル近い解像度でスキャンすることが可能。Super Coolscan 5000 EDは20秒以内のスキャンが可能な製品で、写真家やWebデザイナーのような中小規模ビジネスユーザーをターゲットにしている。ラインナップの最上位機種であるSuper Coolscan 9000 EDは、写真スタジオや広告代理店、あるいは同様の職業向けの製品だ。
片手だけで操作できるキーボードを開発する新興企業の米FrogPadは、20キーしかない手のひらサイズのキーボードのBlutooth対応Mac互換バージョンを6日にも発売する予定だ。有線版の既存製品と同様、ワイヤレス版の新製品でもFrogPadが特許を持つキーボードレイアウトを採用している。これは、アルファベットで最も使われる15文字を中心にデザインされており、普通のユーザーでも8時間のトレーニングを行えば、1分あたり約40ワードを入力できるようになるという。
アクセサリー機器メーカーの米XtremeMacは、ワイヤレスオーディオストリーミング技術を公開すると述べている。同社によれば、この製品は、Bluetoothを用いて300フィート先まで高品質のオーディオ信号を送信することが可能だという。
XtremeMac CEOのGary Bartによれば、Bluetoothを利用する競合製品の多くが、同社の製品とは異なる技術を用いているため、電波の到達距離は20〜30フィートに制限されるという。「われわれの製品では300フィートを超えている」とBartはリリースの中で述べている。
米Belkinは、同社のTuneCastの最新版を発表した。この製品は、iPodや他のポータブル型音楽プレーヤーから電波を飛ばし、FM帯を使うカーステレオ上で音楽を再生可能にするものだ。最新版のTuneCast IIは39〜49ドルの価格で販売され、最大10時間のバッテリ寿命のほか、すべてのFM帯のなかでいちばん開いている帯域を見つけ出す機能や、最大4つまでの利用帯域登録機能が付いている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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