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米レッドハット、過去最高益と企業買収を発表

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 Linuxベンダの米Red Hatは18日(米国時間)、前四半期の利益と売上が、これまでの最高となったことを発表した。同時に、ストレージ専門のソフトウェアベンダである米Sistina Softwareを、およそ3100万ドルの株式交換で買収することに合意したと報告している。

 同社の2003年第3四半期(11月30日締め)の純利益は410万ドルで、1株あたり利益は2セント。これは、米First Callのアナリストらによる調査予測の平均と一致している。なお前年同期の純利益は、21万4000ドルだった。

 また、同社の収益は、36%増加して3310万ドルとなり、米Merrill LynchのJason Maynardによる予測3140万ドル、米W.R. HambrechtのSameer Nadkarniによる予測3180万ドルをともに上回った。

 またRed Hatは、Sistinaの買収によって、Linuxのストレージソフトウェアを強化できると語った。このSistinaの買収は、来年の1月初めに完了する見通しだ。

 Sistinaのプログラマーは、Linuxの論理ボリュームマネージャ(LVM)の開発を先導している。LVMは、ストレージ装置の設定変更を容易にし、コンピュータをよりフレキシブルに使えるようにするためのソフトウェア。Sistinaはまた、複数のデータベースサーバでデータを共有するための、ファイルストレージソフトウェアも開発している。

 新たにリリースされたLinux OSのバージョン2.6では、ボリュームマネージメントの改良が主な変更点となっている。Red Hatは、同OSを積極的に活用していきたいと述べている。

 Red Hatでは、自社のLinuxソフトを、Red Hat Networkを通じたサポートや製品のアップデートを含んだ年間契約の形で販売している。従来のRed Hat製品とは異なり、同社では現在サーバごとに個別の契約を結ぶよう求めている。Sistinaのソフトウェアは、Red HatのOpen Source Architectureに組み込まれる予定で、同社はこのOpen Source Architectureのもとで動作する、Linuxを基盤にした新しいモジュールを販売する予定だ。

 Red Hatは、第3四半期にRed Hat Enterprise Linux(RHEL)の契約件数を3万3000件に伸ばしており、これはその前の四半期(8月31日締め)と比べて7000件の増加であった。

 この3万3000件のうち、3000件はRHELにアップグレードした既存顧客である、とRed HatのCFO、Kevin Thompsonは説明している。Red Hatのこれまでの契約件数は、累計でおよそ12万5000件にのぼる。

 また同四半期に獲得した新規顧客の数は2500件であった。

 Red Hatは、第4四半期(2月28日締め)の契約件数として4万件を見込んでいると、Thompsonは述べた。また同社は、3620万から3670万ドルの売上と、550万から570万ドルの純利益を見込んでいるという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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