米Apple Computerは米国時間17日深夜、Pantherの別名を持つMac OS Xのアップデート版を公開し、また19日には同オペレーティングシステムのセキュリティアップデートもリリースする。
Mac OS X 10.3.2はメジャーアップデートではないが、多数の中間レベルにある機能の改善が図られている。同アップデートは、PantherのユーザーならAppleのウェブサイトから無償ダウンロード可能。アドレスブックがチューニングされ、ファイル共有/管理機能が向上しているほか、ATI TechnologiesおよびNvidia製グラフィックスチップ用の新しいドライバが搭載されている。
「FireWireや、USB経由の印刷機能など、システムの作業性も全般に改善されている」(同社関係者)
Pantherは10月に登場し、先月にはMac OS X 10.3.1というアップデートがリリースされている。
関係者はさらに、AppleがPanther用の新しいセキュリティアップデートを19日に公開することも明かした。なお、このリリースは当初、18日の午後遅くに予定されていた。
Appleは10月に、OS Xのセキュリティホールを発見してパッチを用意した。このパッチでは、ファイルへのパーミッションに安全性を欠くアプリケーションをインストールできてしまうという、同オペレーティングシステム内にあった欠陥が修正された。ほかにも、ローカルもしくはリモートユーザーがシステムをクラッシュさせてしまう可能性のある脆弱性があった。
今回のセキュリティアップデートで対応する問題の内容について、この関係者からコメントを得ることはできなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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