ロボット戦争で人間が人工知能に勝利

 コンピュータが作り出したバーチャルロボットが、人間の設計した同様のロボットと対戦する実験がオンラインで行われた。

 ロンドンのQueen Mary大学が開催した「Sodarace」というネット上の競争では、人間のつくったバーチャルロボットとAIが設計した同様のロボットが対決した。

 同大学でコンピュータ科学を専攻する学生は、基本的な車輪の設計をAIプログラムに移植し、起伏あるコースに最適のロボットを開発。一方、オーストリアのチームはAIに設計を任せて平坦なコースに適したロボットを開発した。その結果、コンピュータで作られた足の長い昆虫のような生き物が誕生した。

 しかし、人間に決定的な打撃を与えたのは、カナダチームが試行錯誤しながら開発したマシンだった。このレースの第一回戦は、オンライン上で15万人が観戦した。第二回戦は12月中に開催の予定。

 Queen Mary大学コンピュータ科学科のAI研究者Peter McOwan博士は、次のよ うなコメントを発表した。「人類の想像力に勝つことは難しい。そして、Sodaraceは今後魅力あふれるグローバルな実験になるだろう。マシンがマシンを設計するというテーマは、これまで数多くの人気SF映画が扱ってきたものだが、今回それが現実になった。」

レースはこのページで見ることができる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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