グローバルメディアオンライン(GMO)グループのGMOメディアアンドソリューションズ(GMO M&S)は11月26日、電通ドットコムファンドの資本参加を受け入れると発表した。GMO M&Sでは、「資本参加受入れを機に、新しい媒体開発や商品開発の面で電通グループとの関連を強化し、より強固なメディア事業を確立していく」としている。
GMO M&Sは、メール会員650万人を保有し、メールメディア事業、電子商取引事業、Eラーニング事業、インターネットリサーチ事業を展開する企業。メールマーケティングやメーリングリストサービス運営なども手がけている。一方、電通ドットコムは、電通のIT業務との相乗効果を図ることができるベンチャー企業に投資を行うベンチャーキャピタルである。
GMOグループと電通グループとの資本提携は、GMO M&Sへの資本参加がユーキャストコミュニケーションズに続き2例目に当たるという。
またGMOと電通は、企業の広告キャンペーンなどにおけるマス媒体とウェブサイトの連動をより効果的にするためのサービスを共同開発する計画について、基本合意に達した。GMOが同日明らかにしたもの。両社は、新聞/雑誌/テレビ/屋外広告などのマス媒体に表示される電話番号や商品名、キャンペーンコードなどを使ってウェブサイトへの誘導を行うサービス、クイックアクセスサービス(仮称)の開発を進める。サービス開始は2004年春の予定。
クイックアクセスサービスは、URLの代わりに(電話番号のような)インターネットナンバーでウェブサイトを特定できるサービスを拡張して実現するという。なおGMOは、インターネットナンバーを手がける企業、インターネットナンバーを2003年10月15日付けで子会社化している。
「同サービスにより、マス媒体でのキャンペーン告知を見たユーザーが簡単にキャンペーンサイトや企業のウェブサイトにアクセスできるようになり、より効率的なマス媒体とネットとの連動キャンペーンの展開が可能となる」(GMO)
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