東京エレクトロンと通信総合研究所は11月7日、汎用PC上の送受信アプリケーションで、民生用HDV(High-Definition Video)カメラ映像および音声の伝送を実現するための伝送システムを開発し、日米間国際ブロードバンド回線を用いたIP伝送実験に11月5日朝成功したと発表した。
今回使われた国際ブロードバンド回線は、北海道大学とNTT-MCL(米パロアルト市)をつなぐもの。これまでにHDV品質の映像を非圧縮でIP伝送するアプリケーションには、高価な専用の伝送装置(符号化・復号装置)が必要だった。今回、汎用PC上で伝送に成功したことで、大幅なコストダウンが見込める。
東京エレクトロンと通信総合研究所では、2000年から「次世代ネットワークのための高品位映像・音響のための通信インフラに関する研究」(平成12-13年度)、「次世代ネットワークのための大容量マルチメディアデータ通信技術に関する研究」(平成14年度)を共同で行ってきた。その結果、「Ruff Systems」と呼ばれる非圧縮映像配信システムを開発。今回の実験では、Ruff Systemsをベースに、HD映像の伝送を汎用PC上で送受信するアプリケーション「Ruff Systems HDV版」(仮称)を実現した。
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