音声認識や言語処理ソフトウェアの開発・販売を行うScanSoftは4月25日、同社がIBMと結んでいる音声認識技術に関して提携内容を拡大したと発表した。その1つめは、ScanSoftのVoiceRequestとDirectoryAssistanceの2つのソフトウェアを、IBMのJavaアプリケーションサーバであるWebSphere上で利用可能にすること。VoiceRequestは名前を叫んだ人物に電話回線をつなげる機能を、DirectoryAssistanceは音声による人名検索機能をそれぞれ提供する。これにより、WebSphereユーザーはカスタムアプリケーション内で上記の機能を利用できるようになる。
提携内容の2つめは、ScanSoftの20カ国語に対応した文書読み上げソフトウェアRealSpeak TTSをIBMにライセンスすること。3つめは、IBMの音声認識ソフトであるViaVoiceの中国、ドイツ、日本、南アメリカなどでの販売・サポートをScanSoftが行うことである。
IBMとScanSoftは製品によっては競合となる会社同士。だが、それぞれの力をあわせることで、そのカバー範囲を音声認識ソフト市場全体に広げることが可能になると両社は説明する。
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