米IBM、中小企業向けデータベースの新たな料金体系を発表

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 米IBMは、中小企業向けデータベースの新しい料金プランの導入を発表、競合他社へのプレッシャーを一段と強めていく。

 IBMは米国時間17日、DB2 Expressの新しい料金プランを発表した。データベースへのアクセス人数を制限しないサービスを定額3899ドルで提供する。DB2 Expressは、IBMのデータベース製品のなかでも、インストールや設定を簡素化し、中小規模の事業者向けに設計されたもの。

 利用人数を制限しない料金プランを導入することで、同社は、中小企業にとっての選択の幅を広げたいとしている。LinuxまたはWindow版DB2 Expressの標準価格は、メンテナンスとサポート込みで624ドル。これにユーザ1人につき124ドルが加わる。なお、定額3899ドルの利用者無制限のライセンス料金は、2プロセッササーバにも適用できる。

 今回のIBMの発表は、データベース市場でのライバルである、米Oracleの動きに追随するものだ。Oracleは前週に、中小企業向けのデータベースとしてOracle Standard Editionの導入を発表。シングルプロセッササーバ版の価格は、利用人数無制限で5995ドル。5人以上利用する場合、ユーザ1人につき195ドルの料金プランも提供する。これにより、企業は1000ドル以下でデータベースの購入が可能になる。

 米MicrosoftのSQL Serverデータベースに追いつくべく、IBMとOracleはしのぎを削っている。SQL Serverは、大企業のなかの小規模な組織や部署を対象に、強さを発揮してきた。米調査会社Gartner Dataquestによると、2002年のMicrosoftのデータベース事業は、IBMとOracleと比べて、著しい成長を遂げたという。

 IBMは今年6月にDB2 Expressを発表。Express版のソフトウェア製品であるWebSphereなども同時に発表した。同社はミッドレンジ市場参入への戦略の一環としてExpressバンドルを投入したが、この分野について同社では将来成長が望める重要な市場と位置付けている。

Express投入には、中規模企業向けにカスタム・ビジネス・アプリケーションを構築する再販業者などのパートナー企業が、IBMのソフトウェアをより簡単に利用できるようにする狙いもある。IBMによると、ビジネスパートナー300社余りがDB2 Expressの契約を結んでおり、その他約20の顧客が導入を決めたという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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