日本IBM(大歳卓麻社長)は9月25日、IP電話の音声メールを「Lotus Domino」の電子メールに統合し、一元的に利用できるようにするソフトウェア「Domino Unified Communications Services 1.2 for Cisco(DUCS)」を10月30日から出荷開始すると発表した。使用料金は、1プロセッサ当り64万3500円から。
「DUCS」は、シスコシステムズの「Cisco Unity」と連携し、ユニファイド・メッセージ・ソリューションを実現するもの。すでにNotes/Dominoを使っているユーザーは、同製品と「Cisco Unity」を含む「Cisco IPコミュニケーション・ソリューション」を付加するだけで導入が可能。
これによって、IP電話とグループウェアを連携することで、ボイス・メッセージを自席の「Notes」クライアントで聞くことができるようになる。音声メールもNotesが取り扱うデータ情報の1つとして扱うため、送信者や件名ごとの検索も可能。また、エージェント機能を使ってメッセージの到着をきっかけに他の作業と連携するワークフロー機能をもたせるなど、企業におけるコミュニケーションの効率化や生産性の向上を実現する。
さらに、再生/録音アプリケーションから音声メールを作成したり、「Notes」で管理している音声メールを「DUCS」を通してPC、携帯電話、固定電話などのさまざまなデバイスからアクセスすることができる。
なお、同社では、「DUCS」の導入に必要なDUCS導入支援サービス「DUCS for Cisco クイックスタート・サービス」も同時に提供する。
「DUCS」を使用したユニファイド・メッセージ・ソリューションは、同社のほか、ビジネス・パートナーのユーフィットからも提供する。今後、ソリューションを提供するビジネス・パートナーを順次拡大していく予定。
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