米Apple Computerは米国時間8日、高速化されたiMacと大容量化されたiPodデジタル音楽プレーヤを発表した。
2機種の新iMacは、前バージョンの最上位モデルで1GHzだったスピードを最大1.25GHzに引き上げた。また、15Gバイトおよび30Gバイトだった上位2機種のiPodも、今回それぞれ20Gバイトおよび40Gバイトへと大容量化された。
Appleによると、iMacシリーズは音楽、写真、そしてビデオといったメディアファイル処理用としてデザインされており、最新モデルではこれらの作業のパフォーマンス向上につながる部品性能改善を目標にしたという。
新しいiPodの価格は前モデルから据え置きで、20Gバイトバージョンが399ドル、40Gバイトバージョンが499ドルとなる。10Gバイトバージョンはアップデートが行われず、価格も299ドルで変わっていない。
iMacの方はプロセッサの高速化に加え、新モデルではUSB 2.0ポートと高速の333MHzのDDRメモリが採用され、グラフィックス性能も向上している。1機種は、15インチの液晶ディスプレイを搭載して1299ドルという価格が設定されている。このモデルには1GHzのG4プロセッサ、256Mバイトのメモリ、DVDムービーの再生やCD作成の可能なコンボドライブ、そしてNvidia GeForce4MXグラフィックスカードが搭載される。
17インチの液晶ディスプレイを搭載して1799ドルで販売されるもう1つの新型iMacには、1.25GHzのプロセッサ、256Mバイトのメモリ、DVDとCDの両方が作成可能なSuperDrive、そしてGeForce FX 5200グラフィックスカードが搭載されている。
両デスクトップとも、80Gバイトのハードディスク、2基のFireWireポート、そして3基のUSB 2.0ポートを搭載している。また、Bluetooth短距離ワイヤレス通信機能と、Appleの802.11gワイヤレスネットワーキング標準であるAirPort Extremeもサポートしている。
なお、iMacのFireWire接続オプションには、Power Macが採用する高速版のFireWire 800ポートを搭載せず、標準版を引き続き採用している。
Appleは同8日、同社がiTunesデジタル音楽ショップで販売した楽曲が1000万曲に達したことも明らかにした。同社によると、Windows版も今年の立ち上げを目指して予定通り準備が進んでいるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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