Apple Computerは、同社のジュークボックス・ソフトiTunesの、Windows用バージョンを開発を進めている。同社ウェブサイトの求人情報によると、同社は「Appleの最新コンシューマーアプリケーション、iTunesのWindows版の設計・構築者」を求めているという。
Appleは28日、同社の音楽サービスを、今年末までにWindowsベースのマシンでも利用できるようにすると述べたが、iTunesのWindowsバージョンを提供するとまでは明確に述べていなかった。iTunes Music Storeと呼ばれるこのサービスは、現在Macでのみ利用可能だ。
AppleがポータブルMP3プレーヤー、iPodのWindows版を発売した際、同社はMicrosoft OS用に開発したiTunesではなく、サード・パーティ製のジュークボックスソフトMusicMatchを同梱していた。
しかしiTunesは、同社のMac版音楽サービスでは不可欠な存在となっており、音楽の再生や購入、そしてiPodへの転送を可能にする重要な役割を担っている。Appleが、Windowsマシン上で再生できる音楽を販売するには、これらの機能を実現しつつ、コピー制限管理を行えるような自社ソフトまたは他のソフトがどうしても必要だ。
アップルの代表者は、iTunesとWindowsに関する同社計画について、これ以上のコメントを拒否している。
現在Macユーザーのみに提供されているiTunes Music Storeには、20万曲以上の品揃えがあり、ほとんどの曲が1曲99セント、またアルバムも多くが9.99ドルで提供されている。音楽を購入すれば、3台までのコンピュータで利用できるほか、iPodにもダウンロード可能だ。曲は好きなだけCDに書き込めるが、複数の曲を書き込む場合は10部が上限となっている。
Appleは一部製品でWindows版も提供しているが、iTunes、iMovie、iDVD、iSync、iCalなど同社のソフトの大多数はMac専用だ。
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