セイコーインスツルメンツ(SII)は9月4日、時計やアクセサリーなどのデザイン制作を社外に向けて提供するサービスを始めると発表した。
これまで同社が、グラフィックデザインや空間デザインなどの分野で提供してきたサービスを、プロダクトデザイン分野にまで拡大し、総合デザインサービスとして社外に提供していくという。
SIIによると、現在の市場では製品の性能だけでなく、使い勝手が商品の重要な機能として重視されているという。「この使い勝手をデザインの力で高めることが商品力をつけるための有力な手段になる」(同社)とする。
今回始めるサービスでは、こうした市場動向にビジネスとして積極的に対応していくという。具体的には、SIIのデザイン総括部「SII DESIGN」に所属するプロダクトデザイナー33名が、リサーチ、製品のコンセプト開発、モデリングなどのサービスを提供していく。また、商品化後はカタログ、広告、ウェブ制作、展示会などを利用したプロモーションも行う。キャラクター、ブランドの開発など、事業デザインの分野でもサービスを提供するという。
以下の内容のサービスを9月中に開始する予定。
なお、SIIはこれまでにデザインを手掛けた製品の一例として、NTTドコモが2003年5月に発売した腕時計型PHS端末「WRISTOMO/リストモ」などを挙げている。
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