シスコシステムズ(黒澤保樹社長)とコクヨオフィスシステム(黒田國男社長)は9月3日、企業の知的生産性を向上し、インフラコストの最適化を実現する「CIRM」ビジネスの拡大を図るため、CIRMソリューションビジネス全般にわたり協業することで合意したと発表した。
「CIRM(Corporate Infrastructure Resource Management)」とは、ファシリティのマネジメントだけでなく、ITインフラに人事制度までを含めた企業の経営資源の活用法として、統合的にマネジメントする手法。ビジネスインフラに関わるコストを統合的に管理することで、大幅なコスト削減を行い、財務体質の強化と知的生産性の向上による付加価値の創造を実現し、企業の競争力を強化する。
今回、両社でビジネスの協業を行っていく項目は、
――など。
協業における最初の具体的なビジネスとしては、(1)オフィスの現状調査からワークスタイルを分析し、空間、ITを融合した形で基本設計を提案する「オフィス・プログラミング」、(2)オフィス満足度調査から、オフィス移転計画〜構築〜運用・評価を空間、ITの統合管理で提供する「オフィス・プロジェクトマネージメント」、(3)基本設計をうけ、実施設計からオフィス/ワークプレイス構築までを空間、ITのベストミックスで提供する「オフィス/ワークプレイスの構築」――の3つをスタートする。
今後、提供するソリューションについては、具体化したものから順次発表していくとともに、お互いのリソースと強みを生かし、マーケティング、商品・サービス開発からアフターケアに至るCIRMソリューションビジネスのすべてのプロセスにおいて協業し、積極的に事業展開を行っていく考え。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?