日本ビジネスコンピューター(JBCC、石黒和義社長)は8月18日、中堅企業向けのサーバー「IBM eServer iSeries」システムを利用したホスティング・ハウジングサービスに9月から本格参入することを発表した。まず、首都圏からサービスを開始し、その後、大阪・名古屋でも展開していく予定。
ホスティング・ハウジングサービスとは、
──を提供するサービス。
同社はこれまで、「IBM eServer iSeries」を利用したホスティング・ハウジングを、顧客の要望によって個々に対応してきたが、今回、急増する顧客ニーズに即応し、IT活用を強力に支援するため、同サービスをメニュー化するとともに、MSPサービスの中核となる「SMAC(Solution Management and Access Center)」を活用した新たなサービスとして展開していくことにした。
サービス内容としては、「iSeries」の導入およびトータルサービスを提供してきた同社の実績を生かし、IP監視、MES、ハードウェア保守、PTF作業、障害通知などに加え、「SMAC」でのメッセージ監視、ヘルプデスク、メール通信やバージョンアップ作業、障害回復支援、導入移行作業などのSE作業、テープ交換作業など、他社が提供していない多彩なオプションメニューも含めて提供する予定。
価格は、「iSeriesモデル810/専用ラック」の場合で、ホスティング(iSeries+運用監視サービス込み)が初年度月額100万円から(2年目以降110万円から)、ハウジングが月額40万円から(iSeries特注スペース+電気代込み)。単年度で30億円の売り上げを見込んでいる。
なお、今後は業種特性も考慮し、特定業種向けホスティング・ハウジングサービスとして実績をもつ日本メディコムの「PIS/400」(チェーン調剤薬局統合システム)と、ホスティング・ハウジングをセットにした、「JBCCデータセンター管理によるチェーン調剤薬局統合システム(PIS/400)」も推進していく予定。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス