日立、ホームネットワーク技術を活用した生活密着型サポートシステム

 ホーム&ライフソリューション(瀬端久仁雄社長)は8月7日、便利・快適・健康・安全をキーワードに、ホームネットワーク技術を活用した生活密着型のサポートシステムを新たに開発、今年末にシステムを利用した生活サポートサービスを一部で開始すると発表した。

 また、20日から新サービスの展開、拡充を目的に、新ネットワークシステムを体感できるデモルームを生活ソフト開発センター(東京都足立区)に設置、同・異業種の企業への働きかけを行っていく。

 今回開発した新ネットワークシステムは、家庭内において、

  1. ネット対応白物家電機器や住宅設備機器
  2. 情報の入出力やシステムの各種設定を行うパソコン
  3. ネット対応白物家電機器の情報取得や制御を行う通信アダプター
  4. 家庭内のリモート操作を行うリモコン

 ――で構成される。

 システムは同社の情報センターとインターネットを介して結ばれており、ここで各種の家電機器や住宅設備機器のサービス、会員の情報管理などを行う予定。

 通信方式としては、ECHONET準拠の特定小電力無線を採用、システムはオープンなアーキテクチャで構築されているため、将来接続する機器やサービスの追加、削除が容易で、他のシステムとの融合にも柔軟に対応できる。

 今後、同社では、新システムの普及・促進に向け、ネットワーク機器組込み用の通信モジュール(ECHONET処理部および特定小電力無線部を一体化したもの)を開発し、9月末からサンプル出荷を行う予定。

 なお、現在、各種のネット対応機器の開発を進めており、今年度中には、洗濯乾燥機、冷蔵庫、オーブンレンジ、エアコン、照明器具、ヒートポンプ式給湯機、センサーについて商品化を計画している。

 同システムを利用した新サービスとしては、

  1. ネットワークを活用したさらなる家事の軽減や生活環境の快適性の向上を実現する「生活のサポート」
  1. 暮らしに役立つ「情報サポート」
  1. 家電品の消耗品交換のアドバイスや、故障診断、修理依頼などを行う「メンテナンス・サプライのサポート」

 ――の3つの分野でサービス提供を提案する。

 同社では、このサービスを、現在展開中のインターネットショッピングモール「ホラソ.com」と連動し、家電製品の消耗品の交換時期を知らせたり、必要になった消耗品を提供することも計画している。

日立ホーム&ライフソリューション
「参考資料」
「ホラソ.com」

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