日本電気(NEC)とオラクルは8月5日、コンテンツ配信ネットワーク(CDN:Contents Delivery Network)分野の協業を発表した。コンテンツ配信に関する両社のソフトウェア製品を連携し、IPv6環境への対応や、著作権管理機能を強化していくというもの。
具体的には、NECのストリーミングコンテンツ配信・管理ソフトウェアパッケージ「StreamPro」と、日本オラクルのアプリケーションサーバ「Oracle9i Application Server」を組み合わせ、コンテンツ配信、課金管理、顧客管理、アクセス管理を含めたストリーミングシステムの統合管理をIPv6環境で可能にする。
StreamProは、ストリーム配信サーバ群「StreamPro/StreamingServer」、これらを統合管理する「StreamPro/ManagementSystem」、著作権保護や広域分散配信およびライブ運用管理などの付加価値を提供する「StreamProオプション」から成る。
Oracle9i Application Serverは、J2EE(Java 2 Platform, Enterprise Edition)規格に準拠したアプリケーションサーバ。企業ポータル構築、キャッシュテクノロジー、ビジネスインテリジェンス、アプリケーション統合、Webサービスなどに向けた製品。
そのほか両社は、StreamProの著作権保護機能と、日本オラクルの電子著作権管理ゲートウェイ「DRM Gateway」を連携させ、大規模な著作権管理や複数メディアの著作権の一元管理を可能にする。
また両社はマーケティングと販売活動についても協力する。両社から約20人を集めてプロジェクトチームを構成し、提案案件の相互紹介や提案対象企業に関する情報共有などを行なう。
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