マイクロソフト(マイケル・ローディング社長)と翼システム(尾上正志社長)は8月4日、「Windows Server System」をベースとし、「Microsoft .NET Framework」に対応したエンタープライズ対応の帳票ソリューション分野において協業すると発表した。
今回の協業は、帳票業務にかかわるメインフレームやオフコンなどの基幹系システムからの移行を推進し、企業におけるシステム開発や運用コストなどのTCO削減を提案することが目的で、これに向け、互いの製品提供や共同セミナーなどを実施していく。
具体的には、翼システムが、「Microsoft .NET Framework」に対応した帳票ソリューションとして、データインターフェイス製品「SVF Connect for Windows Server System Connect」(25万円)を9月中旬から提供開始する。同ソリューションによって、「.NET Framework」ベースのアプリケーションや業務ソフトで帳票ソリューションを利用することが可能となる。
また、両社共同で検証・提案するモデルとして、「Windows Server 2003」、「SQL Server 2000」、「.NET Framework」などをベースとした「実践型実装モデル for Windows Server System」を提供する。同モデルを利用することで、企業のメインフレームやオフコンなどのレガシーシステムからオープンシステムへの、迅速かつ低リスクでの移行を支援する。
さらに、メインフレームやオフコンなどのレガシーシステムを対象に、「.NET Framework」および「Windows Server 2003」を中心とするシステムへの移行を促進するための「レガシー マイグレーションセミナー」を今秋から両社共同で実施する。
このほか、翼システムが提供する帳票ソリューションについて、今後、「.NET Framework」へのさらなる対応、およびマイクロソフトの提供する最新テクノロジーへの迅速な対応を目指し、技術情報の共有化および検証を実施していく方針で、最初に検証を実施するテクノロジーとして、「SQL Server 2000」で提供する予定の「SQLServer 2000 Reporting Services」を計画している。
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