ボーランドは8月4日、.NET FrameworkアプリケーションとJ2EE(Java 2 Platform, Enterprise Edition)環境を統合するミドルウェア「Janeva(ジャネ―バ)日本語版」の出荷開始を発表した。
開発ライセンスは無償で入手可能。クライアントランタイム運用のライセンスは、同社のサーバソフト「Enterprise Server」にアクセスする場合が20ライセンスで72万円、それ以外のサーバソフトを使用する場合が20ライセンスで96万円。サーバ運用ライセンスはEnterprise Serverにアクセスする場合が36万円、それ以外は48万円となる。
「これまでにもJ2EEと.NETを連携するWebサービスやブリッジ製品は存在したが、それらは『疎結合』と呼ばれる緩い連携であり、トランザクションの管理をはじめとする高度な連携、つまり『密結合』には不十分だった」(ボーランド)
Janevaはコンパイル時に.NET対応のスタブクラスを生成する機能を備える。これらのスタブクラスは、すべての.NET対応言語から直接アクセスおよび検査でき、.NETアセンブリをサポートする全ての開発ツールから利用可能。
また、「ブリッジ」型のソリューションとは異なり、クライアントやサーバに特別なモジュールを配布したり、サーバ側のモジュールを修正する必要がなく、稼動中のJ2EEやCORBAで記述したアプリケーションを書き換えずにシステム統合を行える。
Janevaを使用するには、動作周波数450MHz以上のIntel Pentium IIプロセッサ、128Mバイト以上のメモリ、10Mバイト以上のハードディスク空き容量、マイクロソフトの.NET Framework再配布可能パッケージおよびVisual J#再配布可能パッケージが必要。対応OSはWindows Server 2000、同2000 Professinal、同XP Professional、同Server2003。サポートする開発言語はVisual Basic .NET、Visual C#.NET、C++ .NET、Visual J# .NET、JScript(ECMAScript Edition 3)。
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