中国の曙光信息産業は、米AMDの64ビットプロセッサOpteronを使用して、最大処理能力が10テラフロップス/秒を超えるスーパーコンピュータ「曙光4000A」を構築する。AMDが中国で現地時間7月28日に明らかにしたもの。完成は2004年6月を予定する。
曙光4000Aには、AMD Opteron 800シリーズプロセッサが2000個以上搭載される。最大メモリ容量は2.256テラバイト。同スーパーコンピュータが完成すれば、「世界トップクラスの性能を誇る、中国初のスーパーコンピュータになる」(AMD)という。
ちなみに曙光信息産業は、複数の有力企業および国立の研究開発組織の合弁事業として、1995年に設立された。中国のCCIDコンサルティングのデータによると、同社は中国のサーバ市場で上位3位に名を連ねているという。
なお曙光信息産業の開発プロジェクトは、中国情報産業部および中国科学院の支援と承認を受けている。AMDが同プロジェクトに参加するには、米国政府の認可が必要となるが、AMDは現在、同認可の取得に取り組んでいる最中という。
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