ソフトバンク・テクノロジー(SBT)は、日本ネットワークアソシエイツ(NAC)と「ブロードバンド不正侵入証拠収集・解析ソリューション」の共同開発/販売で合意した。SBTが7月23日に明らかにしたもの。両社は同ソリューションのベースとして、NACのInfiniStream Security Forensics技術を利用する。
SBTは、「不正アクセスなどの検知には不正侵入検知システム(IDS)を使うが、ネットワークの高速化につれてパケットの収集/分析ロスが発生し、不正検知が難しくなる」と説明する。さらに、「IDSはリアルタイムの検知に優れているが、長期間に渡る全パケットの記録、再生が行えないため、不正アクセスを事後に立証することができない」(SBT)。
InfiniStreamでは、「専用ハードウェア処理と高速データ処理機能により、ギガビットネットワークのパケット収集が可能」(SBT)。また、2.9Tバイトのディスクストレージを備えており、集めたパケットを蓄積できる。そのため両社が共同開発するソリューションは、高速ネットワーク上の全パケットの記録/再生が可能という。
この合意によりSBTは、同ソリューションの企画、システム販売、導入、運用支援、保守を担当する。NACは、技術および販売面でSBTを支援する。さらに両社は、共同でマーケティング活動を展開する。同ソリューションの発売は7月31日の予定。
今後両社は、Sniffer EMA、スパム対策ソフトウェア、ネットワーク不正侵入防御システム、ホストベース不正侵入防御システムとの連動/相互運用実現を計画している。
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