富士通は7月15日、会計・生産管理分野を核とする統合業務パッケージ「GLOVIA(グロービア)」に、CRM分野を統合するとともに、ユーザーの事業規模に合わせて3つの製品群に分類し、製品体系を一新したと発表した。
同時に、業種・業務・事業規模の切り口での製品の充実を図るため、新たに3製品を追加し、同日から販売開始した。
「GLOVIA」は、多くのユーザーへの導入経験から得たノウハウや、同社内での使用経験を生かして改良を続けてきた統合業務パッケージ。現在、6300サイトを超える導入実績をもっている。
今回、顧客起点経営へとシフトするユーザーの要望に対応するため、会計や生産管理を核とする従来の体系にCRM分野を統合した。これにともない、「GLOVIA」各製品の位置付けを見直し、ユーザーの事業規模に基づいて、
??の3製品群に分類した。
製品体系を一新したことで、多様化するユーザーの事業内容や規模に合致した製品の的確な選択が可能になった。
また、ユーザーの選択肢の充実を図るため、業種・業務・事業規模という切り口から、
??の3製品を追加した。
価格は、「GLOVIA/Process C1」が900万円から(9月初旬出荷開始)、「GLOVIA/MyOFFICE」が2000万円から(7月15日出荷開始)、「GLOVIA−BP」が30万円から(7月15日出荷開始)。販売目標は、04年度末までに「GLOVIA」関連事業で1000億円。
今後同社では、「GLOVIA」について業務アプリケーション部品のEJB化を推進し、拡張性・柔軟性に優れた業務システムの短期開発を実現していくとともに、ユーザーへの「GLOVIA」提案時に、富士通のIT基盤「TRIOLE(トリオーレ)」を構成するプラットフォーム製品と組み合わせたソリューションを推進することで、より速く高品質な業務システムの構築を実現していく考え。
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