楽天は7月14日、同社100%子会社のインフォシークとライコスジャパンの2社を吸収合併すると発表した。合併は9月1日に行なう予定で、「合併に伴う資本金、株式数の増加はなく、業績に与える影響は僅少」(楽天)という。
インフォシークとライコスジャパンは、統合ポータルサイトの「infoseek」と「Lycos」をそれぞれ運営しており、両社はすでに、9月1日でこれらのブランドを統合することを発表済み。インフォシークは2000年12月にインターネット・ショッピング・モール「楽天市場」を運営する楽天グループの傘下に入っており、一方のライコスジャパンは2002年12月に楽天に買収され、同社の子会社となった。
今回の吸収合併は、急速に拡大するインターネット関連事業をスピーディー展開するための組織戦略として、楽天が共同事業を行っているグループ各社を経営統合する方針を打ち出したことによるもの。
この吸収合併により楽天は、各事業間におけるトラフィックを増加し、関連事業の経営の迅速化・効率化を図る。また、「ユーザーIDの統合などでインターネット関連サービスを包括的に提供できるので、ユーザーの利便性が向上する」(同社)という。
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