サン・マイクロシステムズは6月26日、Javaアプリケーション用統合開発環境の最新版Sun ONE Studio 5, Standard Editionの販売を開始すると発表した。同時にSolaris対応アプリケーション開発ツールの最新版Sun ONE Studio 8, Compiler Collectionの販売も始める。
Sun ONE Studio 5, Standard Editionは、既存のJavaアプリケーション統合開発環境Sun ONE Studio 4ファミリーの最新アップグレード版。Java 2 Platform, Enterprise Edition(J2EE)1.3に準拠する。サンのアプリケーションサーバSun ONE Application Server 7などのSun ONEミドルウェア製品群を始め、各社のWebサービス対応プラットフォーム上でのJavaアプリケーション開発に利用できる。
Webサービス関連技術としては、SOAP、UDDI、WSDLのほか、Java API for XML Messaging 1.1(JAXM)、Java API for XML Processing(JAXP)1.2、Java API for XML Registries(JAXR)1.0、Java API for XML-basedRPC(JAX-RPC)1.0などに対応している。
またJava 2 Platform, Micro Edition(J2ME)対応の携帯電話機やモバイル機器向けアプリケーションを開発するために、既存のSun ONE Studio 4 Mobile Editionに相当する機能をプラグインモジュールとして無償で利用できる。
出荷開始日は2003年8月1日で、価格は1ユーザー当たり10万円とする。対応プラットフォームは以下の通り。
一方のSun ONE Studio 8, Compiler Collectionは、Solarisオペレーティングシステム向けのアプリケーション開発ツールの新製品。コマンドラインインターフェース(CLI)ベースの開発環境でC、C++、Fortrunの各言語で、アプリケーション開発を行える。
既存製品のSun ONE Studio 7, Compiler Collectionと比べ、コンパイル時間を最大30%短縮する。また生成されるプログラムの実行性能は、最大40%向上するという。マルチスレッド/マルチプロセッシング対応アプリケーションの開発が可能なほか、C99言語も使用可能。
出荷開始日は2003年6月26日で、価格は1ユーザー当たり14万9000円とする。対応プラットフォームは以下の通り。
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