デジタルガレージ(DG)は6月25日、語学教育出版大手アルクに対して6億円を出資し、アルク株の20%を取得したと発表した。6月23日付の役員会の出資確認を経て合意しており、すでに出資を実行したという。
これによりアルクはDGグループの持分法適用関連会社となった。アルクは、旧アルクから会社分割により6月2日付で設立した同名の新法人。旧アルクの事業を継承する事業会社としての機能を持つが、不良在庫や事業活動に不要な不動産などはそのまま旧アルクに残す。
DGは、2002年12月の包括業務提携契約の締結以降、アルクのスキームや主要な領域での事業提携を検討、2003年2月の基本協定書の締結を経て、今回の出資を行った。DGは今後の事業推移を見ながら追加出資を行い、最終的には40%の株式取得を予定しているという。
アルクの代表取締役社長には、旧アルクの創業者である平本照麿氏が就任し、DG側は代表取締役CEO/林 郁氏をはじめ、取締役4名と監査役1名を派遣・任命する。
DGは今後アルクを、「連結ベースでも利益の出る体質を実現するためのコンテンツ事業会社として、DGグループの事業再編の戦略的事業法人」と位置付けていくという。
DGは同社本体事業への直接的な売上げ効果として、マーケティングソリューション売上約20億円、ITソリューション売上約2億5000万円などを見込んでいる。
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