インターネットイニシアティブ(IIJ)は6月24日、ネットワークサービス・マネージメント・ソリューション「IIJ SMFサービス」を発表した。同日より、数拠点〜数千拠点を持つ事業者を対象に、サービスの提供を開始する。
IIJ SMFサービスは、IIJが開発したネットワークサービスオペレーティングシステム「SMF」を利用して、企業ネットワークの設定・構築から、運用・管理・保守までを一元管理し、簡易化する。
具体的には、企業は各拠点において、IIJのサービスアダプタ「SEIL(ザイル)」シリーズをネットワークに繋ぎ、VPNやファイアウォールなどの各種ネットワーク機能を迅速に利用できるようにする。ネットワークは、現時点ではNTT東西のフレッツADSL、Bフレッツを利用したインターネット接続サービスを利用する。
ネットワーク管理者はウェブインターフェース経由で各拠点のサービスアダプタを一元管理できる。このため、ファイアウォール設定やVPN設定、ファームウェア更新といった、ネットワークでの機器や機能の導入・設定・変更に伴う作業を大幅に減らすことができる。
その結果、「ネットワーク導入コストを従来の約1/10、運用・保守コストを約1/2に圧縮し、ネットワーク管理のTCO大幅削減を実現する」(IIJ)。
IIJ SMF サービスは、「マネージメント」と「アダプタレンタル」の2種類で構成する。マネージメントには、サービスアダプタ管理を行なうためのインターフェースを提供する「エントリ」と、スタンバイ用のサービスアダプタを登録する「スタンバイ」がある。エントリとスタンバイの初期費用はいずれも3000円で、月額費用はエントリが3000円、スタンバイは800円。アダプタレンタルは初期費用・月額費用ともに5000円。
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