日本電気株式会社(NEC)とブラクストン株式会社(旧名:デロイト トーマツ コンサルティング)は6月17日、PLM(Product Lifecycle Management)事業で提携すると発表した。PLMとは、製品の設計から生産、保守、回収までの情報を共有することで、的確に市場の需要を把握し、生産性の向上に努めるものだ。
この提携で、NECの持つ製造業に対する営業力やシステム構築技術力と、ブラクストンのコンサルティング力やPLMシステム構築技術力を融合する。具体的には、ブラクストンが独自に開発した「PLMクイック・アセスメント」と「PLM戦略機会アセスメント」を共同で展開する。
PLMクイック・アセスメントは、対象となる企業の改善ポイントの分析や目標を設定する「業務レベル調査」、製品開発の時間短縮やコスト削減といった具体的な数値で分析する「期待効果分析」、戦略や人材といった視点から分析する「インタビュー・ワークショップ」を3週間で実施するものだ。一方、PLM戦略機会アセスメントとは、PLMの導入企画段階において、経営課題を把握し導入する機能の優先順位を決定するもの。
両社では今後、50名体制のタスクチームを確立するほか、提案案件の相互紹介やデモ施設の相互利用などを行う。また、コンサルティング要員やSE要員の育成・トレーニングも共同で実施する方針だ。
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