NTTコミュニケーションズ(NTT Com)と米Akamai Technologiesは6月17日、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)事業において提携し、国内企業向けのコンテンツ配信サービス、Broadband CDN Powered by Akamaiの提供を6月下旬に開始すると発表した。
Broadband CDN Powered by Akamaiは、NTT Comのバックボーンネットワークと、世界でCDN事業を展開するAkamaiのCDN技術を組み合わせるサービス。ADSLなどのブロードバンド回線の相互接続点(POI)にAkamaiのコンテンツ配信サーバを配置することで、国内のエンドユーザーに最も近いサーバを介し、高速にコンテンツを配信できるという。「全世界で1万5000台以上のコンテンツ配信サーバを展開するAkamaiのCDNサービスとシームレスに接続することで、快適かつ高品質な配信環境の提供を世界規模で実現する」(両社)
両社は、「ウェブサイトへのトラフィックを効率的に処理することで、ウェブページの応答を高速化するとともに、ユーザーの設備や回線の増強にかかるコストも低減できる」としている。
この提携によりAkamaiは、NTT Comのネットワークに配置したコンテンツ配信サーバの運用と、NTT Comに対する販売面/技術面のサポートを担当する。
なお現在、富士重工業が「スバルレガシィ フルモデルチェンジ」のプロモーションサイトで同サービスを試験利用しており、6月下旬に正式サービスへ移行する予定である。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス