Gnutellaの作者、またしてもAOLにアッカンベー

 America OnlineのNullsoft事業部はファイル共有ソフトWasteをこっそり発表し、5月28日(米国時間)にNullsoftのWebサイト上でダウンロード可能にした。その後24時間を経ずに、親会社AOLは新プログラムへのリンクを外した。

 「Waste」を開発したのは、Nullsoftのトップ開発者、Justin Frankel氏。同プログラムはインスタントメッセージやチャット、ファイル検索などの機能を持つピア・ツー・ピアのファイル共有ソフトで、安全なプライベート型のネットワークを形成できる。本質的には、Kazaaや今は亡きNapsterと同じサービスだが、違いは小規模人数(同社ウェブサイトによると50人まで)で構成されるネットワークに適している点で、暗号化や認証機能も備えている。

 Nullsoftの創業メンバーの一人だったIan Rogers氏によると、同ソフトは、Nullsoftの拠点があるAOLのサンフランシスコオフィスや、AOLの本社ヴァージニア州ダレスで使われていたという。今回の件について、AOLからのコメントは得られていない。

 同ソフトの作者、Justin Frankel氏は20代で、技術への鋭い知識や反抗的な言動で知られている。AOLは1999年、同氏の率いるNullsoftをWinampを目当てに買収したが、その後、両者はしばしば対立してきた。例えば2000年、Frankel氏が有名な音楽ファイル交換技術Gnutellaを開発したとき、法への抵触をおそれたAOLは、すぐさま同ソフトをWebサイトからはずした。また、MP3検索エンジンも、同じような理由から打ち止めている。その後、Frankel氏や同氏の支持者は、AOL Instant Messengerのバナー広告を取り除く、音楽付きの視覚効果ソフトAIMazingをリリースした。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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