NECは5月29日、基幹システムの既存業務をマイクロソフトの業務システム開発・実行環境から利用可能にするソフトウェアを製品化し、販売活動したと発表した。
汎用コンピュータ、パラレルACOSシリーズ(ACOS-4)上で運用している既存のオンライン業務が、Microsoft .NET Frameworkからそのまま利用可能できるようになる。製品名は「ACOS Access Toolkit .NET/OLF library」。.NET Framework環境を利用することで、ACOS-4上で運用している基幹業務と連携するシステム間連携業務を構築する。製品の出荷開始は7月を予定する。
ACOS Access Toolkit .NET/OLF libraryの主な特長は以下の通り。 ・多言語開発環境による新たな業務アプリケーションの開発が可能。VB、VC++、C#といった開発言語や、.NET Frameworkのクライアントインタフェース技術が活用できる。 ・既存業務をそのまま利用して、アプリケーション追加が可能。オープン開発言語によるユーザインタフェースの高度化や社内業務システムの統合、Webサービスによる企業間システム連携など、新たな業務やサービスの実現が可能。
ACOS Access Toolkit .NET/OLF libraryの価格は、PCクライアント向けライセンスが3万円、同開発用途向けライセンスが15万円、サーバ向けライセンスが50万円。
NECでは、今後3年間で合計500ライセンスを販売するという目標を立てている。
NECCNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?