米アマゾン、試聴サービスにマイクロソフトの新技術を採用

 Amazon.comでは、MicrosoftのWindows Media Services 9(WM9)を使って、同社のウェブサイトから楽曲のサンプルを試聴できるようにする。エンコーディングサービスは、デジタル配信サービスを手がけるLoudEyeが提供する。AmazonにEコマースサイトをアウトソースしているBorders.com、CDNow.com、VirginMega.comなどのサンプル楽曲も、新しい試聴サービスの対象に含まれると見られる。

 Amazonはこれまでにも、Windows MediaおよびRealNetworksの両方の配信形式に対応する、オンラインでのCD試聴サービスを行なってきたが、今回の新サービスにより「購入者はより快適な試聴体験ができるようになる」(Microsoft)という。

 「WM9によって、サンプルデータがすぐに再生できるため、これまでのような待ち時間が減り、ユーザーもさらに満足するはずだ」とMicrosoftの担当者Dave Festerは声明のなかで語った。

 Microsoftでは、ネット上の音楽・映像配信サイトから、家庭用メディアサーバ、音楽CD、ホームシアターに至る、あらゆるエンターテインメント産業の領域で、デジタル配信技術を提供しようと事業を拡充している。

 デジタルメディアは、WindowsテクノロジーをPC以外にも拡大しようとする同社の戦略の中心に位置しており、セットトップボックスやステレオコンポ、MP3プレーヤーといった数多くの家電製品でも、音楽や映像を楽しめるようになっている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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