日本オラクルは5月19日、アプリケーションサーバ(AS)「Oracle9i Application Server」の販売戦略拡充、開発者支援プログラム強化、Java 2 Platform, Enterprise Editon(J2EE)対応版リリースなど、AS市場におけるシェア拡大を目的とする新しい戦略を発表した。新戦略の概要は以下の通り。
- Oracle9i Application Server向け技術者育成セミナーの実施:無償の実地体験プログラムOracle9i Topgunを、年間3000人以上が受講可能な体制で継続し、技術者育成を支援する
- Oracle9i Application Server向け認定資格の導入:AS技術者向けの新資格Oracle Master Gold 9iASを導入する。初回試験は5月24日実施の予定
- Oracle9i Application Server Java Editionを同日より出荷:HTTPサーバ、JSP/Servlet、Enterprise JavaBeans、エンタープライズ向けクラスタ化機能、Java統合開発環境/IDEに対応する新AS。「他社製品に比べ3分の1以下の価格で提供可能」(同社)
- Oracle9i Application Server Java Editionの組み込み開発者向けライセンスの無償提供:同AS出荷開始に合わせ、Embedded Licenseの無償提供を同日より開始する。「ソフトウェア開発企業は、開発費削減により製品の価格競争力を高められる」(同社)
- パートナー製品とのOracle9i Application Serverバンドル提供プログラム:日本ヒューレット・パッカード(日本HP)、ミラクル・リナックスなどが、同AS搭載する製品の提供予定を発表している
- 米BEA Systems(日本法人は日本BEAシステムズ)製AS「Weblogic」からの移行促進プログラム:契約済みWeblogicと同条件の「Oracle9i Application Server」ライセンスを無償で提供するSwitch & Saveプログラムを実施する。キャンペーンの期間は同日より2003年8月末まで
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