NECは14日、大規模ビジネスに向けた64ビットプロセッサ搭載サーバ3機種を発表した。
新製品のうち最上位機種のExpress5800/1320Xdは、64ビットプロセッサであるインテルのItanium2が最大32個搭載可能で、Express5800/1160Xdは16個まで、Express5800/1080Xdは8個まで搭載可能となっている。いずれもマイクロソフトが明日同社のカンファレンスにて詳細を発表する予定の64ビット版Windows Server 2003に対応しており、発表会にはマイクロソフト代表取締役社長の阿多親市氏も出席した。
NECの執行役員常務である近藤忠雄氏は、経理・人事購買管理システムや、生産・物流管理などの基幹業務において、Windowsの採用を検討している企業が増えていること
NEC執行役員常務 近藤忠雄氏
今回発表された新製品は、搭載CPUが最大32個ということに加え、最大512GBのメモリ、876GBのHDDが搭載可能。またItanium2プロセッサを4個まで搭載できるセルカード
NEC Expressサーバ Express5800/1000シリーズ
インテルのItanium以外に、AMDのOpteronを採用する予定はあるのかとの問いに近藤氏は「その予定はない」と言い切った。その理由として同氏は、「一度製品化したならば、その製品は継続して提供しなくてはならないものだ。しかしAMD製品を採用した場合、今後継続して製品提供し続けられるかどうか自信がない」と述べた。
新製品の出荷開始時期は6月30日で、サーバ単体での価格は838万9千円より。NECでは販売目標台数を「3年で1000台」としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス