Check Point Software Technologiesは、セキュリティソフトスイートの新バージョンCheck Point Next Generation with Application Intelligenceをリリースする。
Check Point Next Generation with Application Intelligenceでは、アプリケーションレベルの攻撃への防護機能が強化され、1つのインターフェースでアプリケーションやネットワークの設定・管理を行える機能も強化されている。企業のIT管理者はこの製品によって、従業員やシステムのリソースへのアクセス制限を設定したり、アプリケーションやデータに危害が及ばないよう、ネットワークに入ってくるトラフィックを監視したりできる、と同社は12日に述べている。
また同製品は、管理・監視・報告を中央一元化することにより、セキュリティ維持コストの削減と、セキュリティと信頼性の向上とを同時に実現した、とCheck Pointは説明している。
セキュリティソフト分野の競合企業Symantecでも、同じ12日に、アプリケーションやネットワークへの攻撃から企業ネットワークを保護するための、2つのソフトウェアパッケージを発売している。
これらの新製品のリリースによって、ITセキュリティとシステム性能の効率化に重点を置くセキュリティ業界の傾向が、一層強まっている。
ウイルスやワームなどの脅威からシステムを守るためには、ネットワークやコンピュータにパッチをあててシステムを最新の状態に保つことが肝要だが、長引く経済不況とコンピュータセキュリティへの懸念の高まりにより、企業各社は、IT管理者がこういった作業に費やさねばならない時間を最小化する方法を探している。
Check Pointによると、Next Generation with Application Intelligenceは6月3日発売。同ソフトの価格は、1ファイアウォールあたり年間費1000ドル、もしくは最大100ファイアウォールまでのシステムで年間費1万ドルだ。新Application Intelligence技術にはCheck PointのFireWall-1製品にも含まれる予定で、Application Intelligence用の別ライセンスは不要だという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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