富士フイルムが4月30日に、2003年3月期(2002年4月1日〜2003年3月31日)の決算を発表した。連結売上高は2兆5057億円で、前年度の2兆4011億円に比べ4.4%増。営業利益は1603億円で、前年度の1687億円から5.0%減少した。さらに純利益は486億円となり、前年度の純利益813億円に比べ40.3%と大幅減益だった。
部門別でみた場合、イメージングソリューション事業の売上高は8314億円で、営業利益は567億円。前年度の売上高7850億円に比べ5.9%増収、営業利益488億円に比べ16.2%増益となった。北米/欧州を中心に、デジタルカメラの売上が大きく伸びたという。
インフォメーションソリューション事業の売上高は7293億円で、営業利益は753億円。前年度と比べると、売上高は6887億円から5.9%増収だが、営業利益825億円と8.8%減益となってしまった。
ドキュメントソリューション事業の売上高は9620億円で、営業利益は514億円。前年度の売上高9428億円に比べ2.0%増収、営業利益374億円に比べ37.5%増と大きく増益した。デジタルカラー複合機DocuCentre Color 240CPの販売が好調であったほか、アジア・太平洋地域と欧米で同シリーズ製品の販売を開始したことにより、カラー機の大幅な伸びを記録したという。
なお2004年3月期の業績については、売上高2兆6700億円、純利益950億円と予測する。
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