キヤノンは4月30日、2003年12月期第1四半期(2003年1月1日〜2003年3月31日)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比12.4%増の7315億6100万円。営業利益は同81.9%増の1174億700万円、純利益は同126.2%増の716億100万円と大幅な増益となった。特に、純利益は四半期ベースで過去最高を記録した。
景気低迷が続く中で、企業向けのデジタル複写機市場で複合機やカラー機の需要が堅調に推移した。また前年同期に減収となっていたレーザービームプリンタや半導体製造装置の売上げが回復した。デジタルカメラは大幅な需要拡大が見られた。
製品事業別の状況は以下の通り。
同社は通期の見通しについても明らかにした。引き続きデジタルカメラなどの市場拡大が見込まれることから、連結ベースの売上高は前回予想の3兆1200億円から3兆1520億円に、純利益は前回の2050億円から2400億円にそれぞれ上方修正した。
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