SARSの影響でComputex Taipeiの会場はガラガラになるかもしれない。
Taipei Timesの報道によれば、そのような不安を吹き飛ばすため、台湾のMa Ying-jeou市長が、海外からの訪問者に対して安全を保障する手紙20万通を出したという。
6月2日から6日まで開催されるComputex Taipeiは、海外から2万人以上の訪問者が来場すると予想されている。Ma市長は、「我々ができるたった1つの対処方法は、彼らに事実を教えることだ」とコメントした。
また台湾にはチップやIT製品のベンダーが集まっており、ViaやAcer、Asusといった企業がComputex Taipeiを新製品発表の場としている。Taipei Timesによると、これら出展者も懸念を高めているとのことだ。参加者が急激に減少すれば、このイベントは大打撃を受ける。予防策として、気分が悪くなった人のために血圧や体温を測定できるステーションを会場内に設置する予定だ。
中国、台湾、香港、シンガポールなどで行われるIT展示会やイベントは、SARSの影響でほとんどが延期されている。シンガポール政府は先週、SARSの直撃を受ける輸送業や観光業者を救うため1億3000万ドル規模の補助金を出すと発表したばかりだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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