コンピュータ業界は、毎年大量に廃棄されるパソコンやモニタ、プリンタ等のリサイクル計画に頭を悩ませている。
Hewlett-PackardやDell Computerなどは、自社製品に環境負荷の低い素材を採用したり、組み立てや解体が容易な設計にして解体手間を省くなど、自社製品のリサイクルに積極的に取り組み始めているが、水銀や鉛など、製品に微量に含まれている有害物質をリサイクル過程で取り除くのが困難だという。「製品が設計されたときには、リサイクルのことなど全く考慮されていなかったのだ」と、家電メーカーの機器リサイクルを推進するSilicon Valley Toxics Coalitionの事務局長、Ted Smith氏は言う。
コンピュータ類のリサイクルでは日本が先進国で、たとえばNECは昨年、完全リサイクル可能な筐体と、無鉛はんだ採用マザーボードを搭載したパソコンを発売している。
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