ハンドヘルドメーカーのPalmは22日、中国でハンドヘルドを初めて発売した。しかし中国市場では、低価格の中国ブランド製品や、MicrosoftのPocket PCオペレーティングシステム搭載の競合ハンドヘルドなどが数年前からすでに支配的になっており、中国進出ではPalmは完全に機を逃した恰好だ。
アナリストらは、Palm OSが中国語をネイティブサポートしていなかったことが、Palmの中国進出が遅れた理由と分析している。60ドルからの製品を販売している、中国ハンドヘルド市場大手メーカーGroup Sense Technologyは、「中国人ユーザーは中国語入力方法を重視しており、その点で外国ブランドを信用していない。それにPalmの高価な製品を買う余裕のある中国人はそれほどいない」と述べており、Palmの進出にさほど動じていない様子だ。
中国は日本を除くアジア太平洋地域で最大のハンドヘルド市場。昨年のアジア太平洋地域のハンドヘルド出荷ユニット数の68%を中国が占めている。
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