ツーカーセルラー東京、ツーカーホン関西などツーカーグループ3社と、KDDI/沖縄セルラー電話は4月15日、それぞれが提供している写真付きのメールサービスで、画像閲覧用URLのアクセス回数を制限すると発表した。
対象となるのはツーカーグループが提供している「ピクチャーメール」とKDDI/沖縄セルラー電話が提供している「フォトメール便」。
これらのサービスでは、メールに添付された画像はまずセンターに送られ、保存される。相手の携帯電話にはセンターに保存された画像の閲覧用URL付きメールが送られ、相手先はこのURLにアクセスすることで画像を閲覧する。これにより、メールの画像添付に対応していない携帯電話機へも写真付きメールを受けられる。
しかしこの仕組みを悪用すると、わいせつ画像などを不特定多数に公開できてしまう。ツーカーグループは、「写真付きのメールサービスの想定する本来の目的ではなく、出会い系サイトなどで不特定多数の人に公序良俗に反する画像公開や、他人の権利を侵害するような利用につながるおそれがある」と説明する。
ツーカーグループのピクチャーメールでは、5月7日から1画像へのアクセス回数を50回までに制限する。KDDI/沖縄セルラー電話のフォトメール便の場合も同様に、5月7日から実施し、アクセス回数も50回までとなる。なお、フォトメール便では、これまで、パソコンからのURL検索を制限したり、画像の公開期間を1週間までとしてきたが、その防止策をさらに強化することになる。
なお、ツーカーグループとKDDI/沖縄セルラー電話はともに、インターネット接続サービス「EZweb」で出会い系サイトなどへのアクセス規制を実現するURLフィルター機能を提供する予定である。ツーカーグループでは、来年以降、KDDI/沖縄セルラー電話では今秋にも導入する計画である。URLフィルター機能を利用することで、顧客は、EZwebのすべてのサイトにアクセスするか、限られたサイトのみにアクセスするかを選べるようになる。
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