America Onlineは14日、ユーザーが同社のインスタントメッセージ(IM)ソフトウェア上でビデオクリップを交換できる、「record and forward」機能のテストを開始したことを明らかにした。「IMでのビデオ機能は大衆市場でまだ人気を博すまでに至っていない。しかしIMビデオ機能をすでに提供している他社サービスもあり、わが社も早い段階から採用することにした」と同社は説明している。
AOLは、高速インターネットプロバイダや低価格ダイアルアッププロバイダへの客離れが相次ぎ、一方で当局の会計監査を受けるなど苦難が続いている。その影響は、同社が長年支配的だったICQやAOL Instant Messenger(AIM)にも及んでおり、サイトのヒット数や実際のIMユーザー数で、MSN Messengerの追い上げに遭っている。AOLはIMビデオサービスの導入により、ユーザー離れをなんとか食い止めたい考えだ。
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