NECは4月8日、2003年3月期の通期業績予想について、1月30日に公表した決算時の数字を修正すると発表した。連結ベースでは、売上高は変化せず、営業利益が150億円プラスの1150億円となる。しかし、純損益は当初予想の100億円の黒字から一転し、250億円の赤字となる見込み。2期連続の最終赤字は、連結決算導入以来初めてという。
売上高は前回予想通りの4兆6800億円を見込み、営業利益については、原価低減・経費削減が想定以上に進んだことから、前回予想を上回った。しかし、純損益については、前回予想から350億円悪化し、250億円の赤字となる。NECでは、「外形標準課税導入に伴う繰延税金資産の見直しによる悪化約160億円と、その他の税負担増など」(同社)を理由としている。
一方、単独ベースでは、売上高は300億円プラスの2兆7800億円、経常損益はコスト・経費削減効果により320億円がプラスされ、50億円の黒字となる見通し。しかし経常損益は株式評価損などで180億円悪化し、150億円の赤字になる見通し。
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