インターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」を共同提供する、NTT-Xと三菱総合研究所は4月2日、ブロードバンドサービスの利用実態に関する調査結果を発表した。
現在のブロードバンド回線利用者を対象に、接続回線の切り替え意向を調査したところ、FTTH(光ファイバーを用いた一般家庭向けネット接続)サービスの利用者では切り替え意向は少ないものの、ADSL利用者では半数が切り替え意向を持っていることが分かったという。回線種類としては10Mbpsを超えるFTTHサービスに対する希望が最も高く、このことから両社は「ブロードバンド経験者は、より高速な光ファイバーへの切り替え意向が高まりつつある」と結論付けている。
回線切り替え意向の理由については、「使ってみたい、興味がある」という回答が53.7%と最も多いが、51.7%の人が「現在の回線が遅い」という現状の不満を挙げた。回線切り替え後に期待することとしては、9割以上の人が「通信回線の速さ」を挙げている。
一方、現在ナローバンドを利用している人の中で、ブロードバンドへの切り替えを予定・計画している人が選ぶ回線は「8Mbps超のADSL」が46.3%と最も多く、これに次ぐのが「100Mbps以下(10Mbps超)の光ファイバー」の17.5%だった。
調査は2月14日〜3月5日の期間に 一般インターネットユーザーとgooリサーチ登録モニターを対象に行った。有効回答者数は2万4264人。
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