オリンパス光学工業とITXは4月1日、両社が共同出資して設立したAOIテクノロジーが、ダイナミックリコンフィギュラブル(動的再構成)ICのファブレス事業会社として、同日から本格的に営業を開始したと発表した。
米国のベンチャーであるQuickSilver Technologyが持つACM (Adaptive Computing Machine) 技術を使用し、ダイナミックリコンフィギュラブルICの設計・開発・製造サービスを展開していく。
ダイナミックリコンフィギュラブルICとは、ハードウェア機能をソフトウエア的に再構築可能にするIC技術。動的再構成技術を用い、ソフトウエアにより、リアルタイムで回路を変更し、ハードウェアを再構成する。これにより、「ASIC並の処理スピードとCPU並の柔軟性が同時に可能となる」(オリンパスとITX)。
AOIでは、家電、通信関連をはじめとした各種の分野向けに、同ICのデザイン設計、製造までのサービスを行う。まずは、チップ・ボード・モジュールの設計・販売を行うファブレス事業を展開し、デジタルイメージング分野へ参入する。次に、AOI製品に必要な機能や回路構成情報を、IP(知的財産)としてダウンロードさせる事業を発展させていく計画だという。
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