レッドハット(平野正信代表取締役)は4月1日、「Red Hat Linux」の最新 版「Red Hat Linux 9」を4月18日から出荷開始(店頭販売)すると発表した。
「Red Hat Linux 9」は、世界中のコミュニティで開発された最新のオープ ンソース・テクノロジーの成果と、デスクトップ環境「Bluecurve」などによ る高い操作性を両立した最先端のLinuxディストリビューション。
同バージョンでは、「Red Hat Linux 8.0」から採用されたデスクトップ環 境「Bluecruve」を強化して適用範囲を拡大、直感的な操作性の向上を実現す るとともに、技術面では、最新のスレッド・テクノロジーであるNPTL(Native POSIX Thread Library)を初めて採用している。さらに、デスクトップアプリケーションとして実績をもつオープンソースのオフィス製品「OpenOffice.org」および、Webブラウザ「Mozilla」の最新版を収録している。
このほか、「Red Hat Linux 8.0 パーソナル」の後継製品として、(1)商用の日本語入力環境(Wnn7 Personal Version 1.02)、(2)日本語フォント (RICOH fonts)、(3)印刷環境(Canon BJプリンタフィルタ)、(4)30日間のWeb/電 子メールによるインストールサポート、(5)30日間のRed Hat Networkベーシックサービス──を付属している。
また、「Red Hat Linux 8.0 プロフェッショナル」の後継製品となる「Red Hat Linux 9 Professional」では、初歩からLinuxを学びたい人および深く追求したい人向けに、標準パッケージに加えてDVDメディア、マニュアル、サポ ート面を充実させており、(1)60日間の電話/Web/電子メールによるインストールサポート、(2)60日間のRed Hat Networkベーシックサービス──を付属している。
価格は、「Red Hat Linux 9」が6800円、「Red Hat Linux 9 Professional」が1万9800円。販売開始後1年間で3万本の販売を見込んでいる。なお、「Red Hat Linux 8.0」以前のバージョンについては、すべて5月15日をもって販売 を終了する。
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