データ盗難事件、セキュリティ教育で知られる大学でも

 米国ジョージア工科大学は3月31日(米国時間)、同大学内のサーバにある5万7000人分のクレジットカード情報がオンライン経由で侵入者により盗まれたことを発表した。侵入は過去2カ月の間に行われたとみられ、先週になり事実が判明した。FBIがすでに調査に乗り出しており、同大学は影響を受けた関係者に向けて、電子メールなどで通知した。

 皮肉なことに、同大学はセキュリティの素人ではなく、米国家安全保障局によって情報セキュリティ教育の中心的存在として認められていた。最近では、米国テキサス大学で社会保障番号を元にサーバから5万5000人の学生データが盗まれる事件が起きている。ジョージア工科大学は、3月1日からデータ検索が容易な社会保障番号に依存しないシステムへの移行を完了させたばかりで、その直後の事件だった。

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