ソニー、IEEE 802.11aを使ったワイヤレス液晶テレビを発表

ニューズフロント(CNET Japan特約)2003年03月27日 11時18分
ワイヤレス液晶<ベガ>『KLV-17WS1』

 ソニーは3月26日、業界で初めてIEEE 802.11aの無線通信機能を搭載した液晶テレビを発表した。同無線通信機能は、同時発表した合計6機種の液晶テレビ「ベガ」シリーズのうち、ワイヤレスモデル2機種に搭載する。

 IEEE 802.11aは、高速で大容量のデータ転送が可能な5GHz帯の電波を利用する無線通信技術。チューナーを内蔵したメディアレシーバーユニット(送信部)から液晶ディスプレイ部に無線通信でデータを転送する。

 IEEE 802.11aを登載するベガのワイヤレスモデルは、ワイド画面・17V型の「KLV-17WS1」と、4:3画面・15V型の「KLV-15WS1」。17V型の価格は21万円で5月10日の発売を予定する。15V型は16万5000円で、6月1日に発売する。

 IEEE 802.11aを採用したことで、2.4GHz帯を使うIEEE 802.11b製品比べ映像情報の伝送容量が大きく向上でき、高画質化を実現したという。また、5GHz帯の電波は、2.4GHz帯を使う電子レンジやコードレス電話との干渉がないため、安定した高画質映像が楽しめる。5GHz帯の障害物対策については、「メディアレシーバーユニットにパラボラアンテナを接続し、その位置を調整すれば、より安定した電波の受信状態を確保できる」(ソニー)とのことだ。

ソニーのプレスリリース

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