調査会社米IDCの調べによると、米国で2002年に出荷されたノートパソコンは、前年の2750万ユニットを大きく上回る3050万ユニットに達し、2002年の全世界のコンピュータ売上の23.5%を占めたという。ノートパソコンは、デスクトップと比較した性能の向上とコンスタントな価格低下によって、出荷ユニット数は4年連続で増加しており、停滞気味のパソコン市場で唯一好調な部門となっている。以前はノートパソコンの購入は企業が中心だったが、2002年には消費者が2台目、3台目のマシンとして購入するケースが増加した。1500ドル程度からと比較的安価な価格で、2.4〜2.8GHzのデスクトップ用プロセッサと15インチ程度の大型スクリーンを搭載し、持ち運び可能で簡単にしまえる、いわゆる「desknote」と呼ばれるタイプの人気が高まっている。
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