米クアルコムと米パームソース、Palm OS搭載機でBREWを利用可能に

 米Qualcommと米PalmSourceは、Palm OS搭載ハンドヘルド向けゲーム、着信音、プログラムの配信で協力体制を敷く。両社が米国時間3月18日、ニューオーリンズで開催中のCTIA Wireless 2003見本市で明らかにした。

 提携のもと、Qualcommは、Palm OSベースのハンドセットでBREW(Binary Runtime Environment for Wireless)ソフトウェアを利用可能にする技術を開発する。

 「Blue Shop」と呼ぶこの技術は、まず通信事業者の米Alltelが、今後2〜3カ月以内に実装する。「Palm OS搭載の第3世代携帯電話機、Kyocera 7135に必要なソフトウェアを装備し、販売する予定だ」(同社)。

 Qualcommの会長のPaul E.Jacobsは「今回の提携により、最終的には米Verizon Wirelessなどの通信事業者が、約2万7000種類のPalm OS搭載機向け商用ソフトウェアプログラムを販売できるようになる」と語る。

 無線サービスプロバイダは、新たな収入源として、ゲームや着信メロディといったプログラムのダウンロード販売に力を注いでいる。携帯電話のダウンロード用ソフトウェア市場では、米Sun MicrosystemのJavaが優勢だ。ダウンロード用ソフトウェアの販売にJavaを採用している無線通信事業者は、20社を超える。

 しかし、BREWも最近普及しつつある。BREWを採用している米国企業はVerizonや米Alltelなど。米国以外では、韓国のKTF、中国のChina Unicom、KDDIなどがあ利用している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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