ソフトバンクは3月3日、同日開催した取締役会において、同社が保有するヤフー株式の一部売却を決議したと発表した。また、同社全額出資子会社であるソフトバンクBB(SBB)が、同日開催した取締役会で、同社が保有するすべてのヤフー株式の売却を決議したことも明らかにした。2社の総売却株数は4万株で、内訳はソフトバンクが1万5000株、SBBが2万5000株となる。売却方法は売出しとする。
売却の目的は、ヤフー株の分布状況の改善と流動性の向上で、この点についてはソフトバンクとヤフーの意向が合致しているという。売却後のソフトバンクの保有株数は19万7608株、保有比率は約42%となる。なお、保有比率は50%を下回るが、実質支配力基準に基づきヤフーは引き続きソフトバンクの連結子会社となる。同社では、「保有比率に関わりなくヤフーは当社の重要なビジネスパートナーであり、SBBと共同で提供しているYahoo!BBサービスなどに何ら影響を与えるものではない」と説明している。
売却代金の使途については、ソフトバンクがグループをあげて推進しているブロードバンド事業へ充当する予定という。
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