富士通、企業のIP電話の構築、運用をアウトソーシング

WebBCN (コンピュータ・ニュース社)2003年02月28日 10時12分

 富士通は、コンピュータ間のネットワークサービス「FENICS」を利用して、企業のIP電話の導入コンサルティングからシステム構築、運用管理までを一括して請け負うサービス「FENICS IP電話サービス」を2月27日から販売開始した。サービス開始は4月1日の予定。

 同サービスを利用することによって、これまで別々に管理していた電話網とコンピュータネットワークを一括してアウトソーシングすることができ、コンピュータと電話を含めたネットワーク全体の管理コスト、およびPBXの導入・運用管理費用を30−50%削減することが可能となる。

 また、IP電話とコンピュータを利用し、動画での多地点コミュニケーションサービスや画面共有サービスなどと連携することで、コミュニケーションの効率化を実現するほか、同社のもつさまざまな業務ソリューション・アプリケーションとIP電話を融合することで、CRM、ERP、SCMなどの業務のスピードアップを図ることができる。

 サービス導入時には、同社製IP-PBX「IP Pathfinder」のほか、必要となるネットワーク機器も一括して提供するとともに、IP電話サービス専任の技術者100人が顧客のIP電話環境を強力にバックアップし、信頼性の高いサービスを提供する。

 提供価格は、「コンサルティングサービス」が30万円から。「構築サービス」が15万円から。「IP電話サービス」については、「内線サービス」が初期費用1000円/内線、月額費用1100円/内線。「外線サービス」が初期費用1000円/回線、月額費用380円/回線、従量費用8円/3分。また、「マネージドサービス」および「セキュリティサービス」が30万円から。「ネットワーク機器レンタルサービス」が2000円から(別途、IP電話サービス加入料として3万円/契約が必要)。

 今後3年間で、売り上げ1400億円、導入企業4500社を目指す。

富士通

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